防ごう!エアコン内部のカビで肺炎!!

 梅雨のジメジメ、夏のムシムシ。もうすぐ訪れる高温多湿の季節は、カビにとっては楽園です。普段からキレイに掃除しているつもりでも、エアコンの内部や目につきにくい場所でカビは繁殖しています。そのカビがエアコンの風と共に部屋中に撒き散らされ、家族の健康を害する原因にもなるのです。
日田ビルエアコンクリーニング022.jpg

◆隠れカビに注意!

 昨年6月21日付の日本経済新聞によると、カビが原因で起こる病気として「夏型過敏性肺炎」が挙げられています。この病気の原因はトリコスポロンという種類のカビで、天井や押入れ、家具の隙間などで繁殖するいわば「隠れカビ」です。胞子などを知らず知らずのうちに吸い込むことで、アレルギー性の肺炎の原因となります。細菌やウイルスによる感染性肺炎のような高熱は出にくいのですが、熱がないからと市販の風邪薬などでごまかしていると大変なことになります。突然、症状が悪化し呼吸困難に陥ることもあると、注意を促しています。

◆ウイルスによる肺炎

 大分県日田市内に住むFさんは、夏休みを利用してスーパーマーケットのお中元販売のアルバイトをしていました。天井から吹き出すエアコンの風が涼しく、比較的楽な仕事でした。1週間程経った頃から体のだるさと背中に軽い痛みを感じましたが、「立ち仕事だし、少し疲れてきたのかな…」と思いつつ気にすることもなくアルバイトを続けていました。それから3日程たって発熱。微熱程度だったこともあり、風邪をひいてしまったかな?と軽く考えアルバイトを続けました。しかし、数日たっても微熱は治まらず、徐々に息苦しさと乾いた感じのせきも出始め、背中の痛みも増して来ました。これはおかしいと感じ、アルバイトを休んで病院に行くと「肺炎」との診断。レントゲンで見た肺は白く、炎症を起こし、その日のうちに入院せざるをえなくなったのです。原因は空気中のウイルスによる肺炎でした。
 Fさんは「高熱に苦しむ」や「酷い咳が出る」などの強い症状が無かったことが『風邪かな?』との軽い自己判断を招き、それが「病院に行く」という行動を遅らせることになったのです。肺炎に気づくのが遅れてしまったFさんは、その後2週間の入院治療を余儀無くされました。

IMG_6222.JPG

◆カビによる病気が増加中!

 カビは室温20度、湿度60%以上で発生しやすくなり、湿度80%以上では爆発的に増殖します。最近の気密性の高い住宅では、積極的な換気を怠ると簡単にカビの発生しやすい条件を満たしてしまうのです。
 肺炎以外でもカビが原因と考えられる病気は増加傾向にあります。例えば、アトピー性皮膚炎の患者が、夏に症状が重くなる理由のひとつが住宅のカビによるアレルギーであることがわかっています。他にもカビアレルギーによるじんましん等の症例もあります。この様な事から、梅雨から夏にかけてのカビ退治は、家族の健康を守る為に、とても重要だといえます。
 特に注意が必要なのは、台所の下や洗面所の下などの水廻り、これから使用頻度の高くなるエアコンは、使い始める前にきれいにしておくのが安心です。掃除の際には、まいあがったホコリや菌を吸い込まないようマスクの着用をして、普段から空気の入れ替えも頻繁にするようにし、部屋を清潔にしてきれいに保つことを心がけましょう。


●「隠れカビ」対策のポイント
・帰宅後はすぐに窓を 開け換気をする
・洗濯物はできるかぎ り部屋干ししない
・調理中は必ず台所の 換気扇を使用し、調 理後もしばらく回す
・エアコンは冷房後、 1時間ほど除湿や送 風にしてから停止す る
・家具の裏側に5セン チ位の隙間をあける
・窓が曇ったらすぐに 換気をする
・お風呂のお湯を溜め たままにしない

●こんなせきに要注意!!
・旅行等で外泊すると 治る
・去年の夏もせきが止 まらなかった
・同じ職場で何人もせ きをしている
・最近、引越しをした
・風邪薬が効かない
・熱がないのにせきが 激しい